2025/05/12 11:00
北海道生活
北海道移住案内2025*春|北端の離島暮らし。花の島・海の幸、魅力あふれる礼文町
春は暮らしや仕事、身のまわりが新しくなる季節です。私たちのライフスタイルも、ここ数年で目ざましい変化を見せています。仕事や暮らし方はより「多様性」を求め、テレワークやワーケーションなどが全国的にも増えました。暮らしの変化に合わせて、移住のスタイルも変わりつつあります。
ここでは北海道のまちの多彩な魅力や特徴、移住への取り組みなどをご紹介します。
礼文町(れぶんちょう)

美しい海岸線が走る礼文島は、北海道の北部、稚内市の西方約59kmの日本海に浮かぶ日本最北の離島
北海道の中でも特別な環境、
北端の離島・礼文の魅力
礼文島は高山植物が咲き乱れる花の島、そして海の幸が豊かな漁業と観光の島で、礼文島でしか見られない「レブンアツモリソウ」などの植物や景勝地、ウニやコンブ、ホッケなどの海産物が人気となっている。気候は日本海側のため対馬暖流の影響を受け、北海道の内陸と比べると比較的温暖。夏季は冷涼で冬季は温暖となり、本州ほど四季の区別はない。離島という特殊な環境だが、ここでしか味わえない自然や暮らしがある場所だ。また、離島ならではのコミュニティは“ふるさと”のようなあたたかみがあるので、環境を大きく変えたい人には、礼文島は最適な移住先ではないだろうか。
●礼文町移住定住ポータルサイト

「礼文町移住定住ポータルサイト」には、各種支援制度や実際の移住者の体験話など、移住定住を検討する上で手助けとなる情報が掲載されている

礼文島の南部に位置する香深エリアにあるフェリーターミナル。ホテルや飲食店も多く、観光業が盛んなエリア
魅力ある自然や環境に、
惹かれた移住者のまち
最初の移住者が礼文島にやってきたのは江戸時代末期といわれている。明治時代に入ると移住者による本格的な島の開拓が始まりニシン漁で栄えていた。現在は、高山植物や雄大な景観、豊富な海産物など、豊かな自然環境のおかげで礼文島は多くの観光客が訪れる漁業と観光の島へと発展を遂げている。
当時も今も、島に住む人は礼文の魅力に惹かれて移住してきた人たちも多い。もし礼文島の魅力を見つけて移住してもらえたなら、分かり合えることも多いのではないだろうか。いま島に住む島民も魅力に惹かれた人の思いや意思を尊重し、継いできた人たちなのだから。

昔から変わらない、礼文島の夏の風物詩「昆布干し」の風景
◆礼文町移住体験住宅

礼文町移住体験住宅
住所/礼文郡礼文町大字船泊村ウエンナイホ397-2
間取り/2DK(2棟)
滞在期間/10日(10泊11日)以上、最大30日(30泊31日)以内
利用料金/1泊(1泊2日)につき1,000円(水道光熱費込)※無料Wi-Fi利用可能
TOPIC
移住定住・仕事・交流などを
目的に、人が集まる拠点施設

「袋澗(ふくろま)」は移住定住の相談窓口、コワーキングスペース、シェアハウスなど、移住定住・仕事・交流などを目的とする人たちが集まる拠点施設。コワーキングスペースではフリーWi-Fiが完備され、仲間たちとの交流や仕事、勉強、読書などができるスペースになっている。飲食の持ち込みも可能で、ランチタイムなどの隙間時間にも活用できる。
問合わせ
移住定住・人材交流拠点施設「袋澗~ふくろま~」移住定住相談窓口
TEL/0163-85-7251
HP/hhttps://www.town.rebun.hokkaido.jp/iju/
アクセス/東京より空路で稚内空港まで約1時間50分。稚内フェリーターミナルより航路で約1時間55分
