2025/05/01 15:00
「北海道生活」編集部

函館本線「山線」で行く、道南の鉄道旅

札幌から函館へは、特急列車で千歳を経由する「海線」を使うのが一般的だ。

急ぐ旅でなければ、「山線」を利用するのも面白い。

函館本線「山線」で行く、道南の鉄道旅

蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山をバックに「山線」を走る列車。ニセコ町のサンモリッツ大橋より。

小樽から余市、仁木にかけては後志地方の一大ワイン産地。
ワイナリーをめぐって、ほろ酔いで倶知安、ニセコへ。

蝦夷富士といわれる羊蹄山やニセコアンヌプリなどの名峰や、流れる川を見ながらの車窓の眺めもまたよし。
昨年9月には、観光列車「特急ニセコ号」が運行して話題にもなった。山線の魅力は、乗ってみて、降りてみて、自分の目で確かめてみたい。

海を見ながら味わう、 長万部名物かにめし。


かつて特急北斗の車内販売で買えたのが、長万部名物「かにめし」だった。
車内販売はなくなったものの、駅前の店舗で買うことができる。

函館本線「山線」で行く、道南の鉄道旅

「かにめし」は、あたたかい白飯に敷き詰められた、ふわふわのカニの身とタケノコ、シイタケ、錦糸玉子、小梅とグリーンピースが飾りつけられ、付け合わせの佃煮、みかん、漬物とともに経木の箱に入っている。

函館本線「山線」で行く、道南の鉄道旅

列車に持ち込み、車窓を眺めながら味わうのもいいだろう。

函館本線「山線」で行く、道南の鉄道旅

長万部駅より信号を渡ってすぐのところにある「かにめし本舗かなや」本店。
朝から「かにめし」を買いに訪れる人が引きも切らない。

函館本線「山線」で行く、道南の鉄道旅

店に併設されているのが、かつて函館~青森間を運行していた快速列車「海峡」の転換クロスシートを設置している休憩所「自由席」。ここで、できたてを味わうのもおすすめだ。

かにめし本舗かなや

住所山越郡長万部町字長万部40‐2

TEL01377-2-2007

交通JR長万部駅より徒歩約2分

営業時間8:00~16:00(なくなり次第終了) 

定休日火曜、第3水曜(変更の場合あり) 

カード不可

駐車場/あり(15台・無料)

HP http://www.e-kanaya.com/


※この記事は北海道生活の春号の記事を一部再編集しています。





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