おすすめ18選！2025 北海道のローズガーデン巡り【後編】

北海道もいよいよバラのシーズン！ 例年6月下旬にはバラが見ごろを迎え、一気にガーデンが華やぎます。道内18カ所のローズガーデンやバラが見られるスポットなど、2025年シーズンの最新情報を【前編】・【後編】に分けてご紹介します！
バラの美しい花と漂う香りに包まれて、素敵なひとときを過ごしませんか。

10．ゆにガーデン ローズガーデン／由仁町

由仁町にある英国風庭園「ゆにガーデン」のローズガーデンでは、約50種300本のバラが咲きます。可愛らしいピンク系を主体に、北海道の夏を元気に彩る黄色やオレンジ、定番の美しい赤や白花など、彩り豊かに広がります。香りのよいバラも多く、ローズガーデンの中心にあるガゼボ（西洋風東屋）のベンチに座り、バラの甘い香りと彩りに包まれるのはなんともロマンティックな時間です。
バラの見ごろは例年6月下旬～7月中旬。そのほかルピナス、シャクヤクなど初夏の花々も咲き続き、グリーンシーズンのゆにガーデンを美しく彩ります。

英国風の整形式ローズガーデン。壁面にはシュラブローズをつるバラ仕立てに

11．イコロの森 ローズガーデン／苫小牧市

北国の環境に適したバラや宿根草、花木などを植栽する「イコロの森」は、テーマごとに11のエリアが展開します。例年6月下旬にいち早く開花を迎えるのが「ホワイトガーデン」のパーゴラを覆う白いつるバラ。庭の中央で印象的なフォーカルポイントに。また、レンガ塀に囲われた整形式「ローズガーデン」は約250種類500株を植栽。ハイブリッド ルゴサ（ハマナシの交雑種）系と原種系が主体です。それぞれが持つ本来の自然樹形を生かしたワイルドな咲き姿を楽しめます。周囲の景観ととにバラの彩りを楽しんでください。

整形式「ローズガーデン」の塀を覆う‛マリア リサ’ Maria Lisa

12．十勝ヒルズ ローズガーデン／幕別町

バラと宿根草の花々が共演する美しい風景。写真はローズウィーク頃の様子

十勝ヒルズの「ローズガーデン」では、35品種約800株のバラの植栽を宿根草の花々とともに楽しむことができます。イングリッシュローズを中心に、花色は十勝ヒルズの緑豊かな景観にも合う淡いオレンジとピンク、場面をグッと引き締めるダークレッド（えんじ色）のバラを多く取り入れています。「食と農」という十勝ヒルズのコンセプトに合わせ、リンゴやベリー、バニラなど“おいしい香り”を楽しめる品種を選んでいるのもポイントです。
バラは例年6月下旬から見ごろを迎え、バラと宿根草が織りなす花風景をつくり出します。

フレッシュなフルーツを思わせる香りの‛メルヘンツァウバー' バニラのような甘さも含む

13．風のガーデン 薔薇の庭／富良野市

オールドローズ‛レダ’（右手前）と‛ヒポリット’（左奥）

新富良野プリンスホテルの敷地内にある「風のガーデン」。四季折々の花が咲く宿根草ガーデンを抜けて園路を進むと、原種やオールドローズ、モダンローズの計69品種約320本のバラが咲く、「薔薇の庭」が眼下に広がります。
ワイルドな枝振りいっぱいに素朴な花を咲かせる原種と、優美な姿と豊かな香りのオールドローズの組み合わせは、ほかではあまり見られないここだけの風景です。モダンローズも寒さに強いハイブリッド・ルゴサ（ハマナスの交配種）を多く取り入れています。まるで“バラの森”のような空間をくぐり抜けながらの散策は、花と香りに包まれる特別なひとときです。例年6月中旬から原種が咲き始め、それぞれ6月下旬～7月上旬が見ごろとなります。

左／原種のバラ‛ロサ グラウカ’　右／秋には原種のバラがたくさんのローズヒップを付ける

14．上野ファーム／旭川市

バラと宿根草のコラボレーションを楽しめる「サークルボーダー」

北海道の風土・環境に合った植栽で、四季折々の花が咲く風景を楽しめます。ガーデンはいくつかのエリアで構成されており、6月後半に向かってバラがいっせいに咲き出すのは「サークルボーダー」と「マザーズガーデン」です。サークルボーダーは、大きなサークル状の花壇を4つのブロックに分け、各テーマカラーの花で演出しています。植物が持つ微妙な色の変化や表情を、バラの花とともに楽しめます。マザーズガーデンはカタチにとらわれず、自由にダイナミックにさまざまな花を植栽。バラもナチュラルな姿で咲き、まるで植物たちの楽園のようです。

ナチュラルな装いで咲く「マザーズガーデン」

15．CUISINE CAFE DoRe／江別市

江別市の大麻3番通りに面する、庭のある可愛らしいカフェ「CUISINE CAFE DoRe（キュイジーヌ カフェ ドレ）」。窓の外に広がるバラと宿根草の花風景を眺めながら、ランチやカフェタイムを楽しめます。手づくりの食パンやライ麦パン、スコーン販売も人気。ショップの詳細情報は、Instagramより確認してください。

16． Cafe＆Zakka Mon Jardin／小樽市

バラと宿根草が咲く彩り豊かなガーデンが魅力のカフェ「Mon Jardin（モン ジャルダン）」。今シーズン（2025年）は6月21日より、土・日曜の限定で営業します。花々に囲まれるコンサバトリーで味わうメニューは格別です（※完全予約制）。センスあるガーデン雑貨やバラのスイーツもチェックを。

17． FARMER'S／音更町

十勝エリアの幕別町にあり、オーダー家具をはじめ、インテリア雑貨やイギリスから直輸入のガーデン雑貨、アンティークなども揃うお店「FARMER'S（ファーマーズ）」。おしゃれな建物を彩るバラと宿根草の花風景や、店舗裏のガーデンもバラの花色に包まれ見事です。最盛期の華やかな様子をぜひチェック！

18．どれみふぁ空／鶴居村

地産地消をテーマに、できる限り地元食材を使ったメニューを提供するカフェ・レストラン「どれみふぁ空」。店舗裏にはバラと宿根草、ハーブなどが咲く、季節感のある花風景を楽しめるガーデンが広がります。冬は丹頂鶴が舞い降りてきたり、シマエナガが見られるガーデンとしても注目を集めています。

北海道のガーデンは、最も華やぐ季節です！
ぜひチェックして、道内各地のローズガーデン巡りへ出かけましょう。

【前編】では、9カ所の「地元で愛される“まちのバラ園”」「お菓子メーカーのローズガーデン」をご紹介しています。

・おすすめ18選！2025 北海道のローズガーデン巡り【前編】

【前編】で紹介、白い恋人パーク ローズガーデン