2025/06/18 15:30
北海道生活
おすすめ18選!2025 北海道のローズガーデン巡り【前編】
北海道もいよいよバラのシーズン! 例年6月下旬にはバラが見ごろを迎え、一気にガーデンが華やぎます。道内18カ所のローズガーデンやバラが見られるスポットなど、2025年シーズンの最新情報を【前編】・【後編】に分けてご紹介します!
バラの美しい花と漂う香りに包まれて、素敵なひとときを過ごしませんか。
CONTENT
地元で愛さる“まちのバラ園”
2.百合が原公園 ローズウォーク/札幌市お菓子メーカーのローズガーデン
・【後編】では、9カ所の「観光庭園のローズガーデン」「ショップ&カフェのバラの庭」をご紹介しています。後編はこちら
============
地元で愛される“まちのバラ園”
1.大通公園 サンクガーデン/札幌市

「サンクガーデン」は大通公園 西12丁目に位置する、約60品種1,100株以上のバラが植栽されるバラ園。水路を中心とした沈床庭園で、札幌市の姉妹都市があるポートランド(アメリカ)とミュンヘン(ドイツ)にちなみ、北側エリアにはアメリカで作出された品種、南側エリアはドイツ作出のバラが植栽されています。
見ごろは6月中旬~7月上旬にかけて。あふれるように咲き誇るつるバラや可愛らしいバラなど、定番品種から珍しい品種までさまざまなバラが楽しめます。

歴史ある札幌資料館の建物を背景に、色彩豊かなバラが映える
●大通公園 サンクガーデン
住所/北海道札幌市中央区大通西12丁目
料金/入場無料
問合わせ/大通公園管理事務所
TEL/011-251-0438
============
2.百合が原公園 ローズウォーク/札幌市

札幌市北区の「百合が原公園」には、オールドローズやイングリッシュローズを中心に約140種類148株が植栽される美しい散歩道「ローズウォーク」があります。表情豊かで歴史あるオールドローズ、華やかでナチュラルな雰囲気のシュラブローズが道の両脇に咲き並び、最盛期には優雅な花と香りに包まれます。
また、園内には複数のバラ花壇が点在し、フロリバンダの深紅が鮮やかな「モニュメントローズガーデン」、原種系を中心にシュラブ系を植栽した「ロックガーデン」、カナダのアシニボイン公園から寄贈された‘ウィニペグパークス’が咲く「かおりの庭」、ヒースガーデン近くの園路、50種のハマナシの交雑種を植栽するダリア園沿いなど、多種多様なバラの表情を楽しめます。
バラの見頃は6月末~7月上旬で、品種によっては秋まで咲き続けるものも。園内を散策しながら、各所に咲くバラを楽しむのもおすすめです。

約30種類、33株の株のシュラブローズが楽しめるロックガーデン
●百合が原公園
住所/北海道札幌市北区百合が原公園210
料金/入園無料
問合わせ/百合が原公園管理事務所
TEL/011-772-4722
============
3.いわみざわ公園バラ園/岩見沢市

広大な敷地に約630品種8,800株のバラと、北海道原産バラの原種「ハマナス」が咲き誇るバラ園。「整形式ローズガーデン」のエリアでは華やかなイメージそのままに、ハイブリッドティーやフロリバンダなどの系統のバラが見事に咲きます。また、原種を含むオールドローズが彩る「オールドローズの小径」は、約180品種という道内有数のコレクション。クラシカルな花形と香りが魅力で、性質も強く北海道向きのバラです。
そのほかイングリッシュローズガーデン、ボーダーガーデンなどのエリアが展開し、バラ好きには心躍る見どころが満載。バラの見ごろは6月中旬~7月にかけて。

オールドローズのクラシカルな花の姿と香りを感じてみて。左/‛ジプシー ボーイ’ 右/’ネスター’
*「いわみざわローズフェスタ2025」開催
今年(2025年)も6月21日(土)~7月13日(日)に「いわみざわローズフェスタ2025」を開催! バラ園ウォークラリーやバラ園のローズツアー、市民講座などのほか、おさんぽマルシェやキッチンカーが登場するイベントなど多数予定しています。いわみざわローズフェスタ2025
●いわみざわ公園バラ園
住所/岩見沢市志文町794番地
料金/バラ園は入園無料 ※屋内公園「色彩館」高校生以上150円、小中学生50円
問合わせ/いわみざわ公園 室内公園色彩館
TEL/0126-25-6111
WEB/https://iwamizawa-park.com/
============
4.ローズガーデンちっぷべつ/秩父別町

「ローズガーデンちっぷべつ」は、約54,000平方メートルの広大な敷地に約300品種・約3,000株の色とりどりのバラを植栽する、道内でも規模の大きなバラ園の一つとして有名です。30年以上前より長く愛されるものから最新の品種まで揃い、オールドローズやモダンローズをはじめ、ハイブリッドローズ、シュラブローズなどが優雅に咲き、美しい花の形・色、上質な香りに包まれて心癒される時間を過ごせます。
バラの見ごろは7月上旬から。「カロスの展望台」から見下ろす傾斜を活かした景観やバラ回廊、円形型花壇、ハートをイメージしたバラの花壇などフォトスポットも多数あるので、ぜひカメラを片手に訪れてみてください。

「バラの城ふろーら」を背景にバラが華やかに咲く
●ローズガーデンちっぷべつ
住所/北海道雨竜郡秩父別町3条東2丁目
時間/(営業時間)9:00~17:00(最終入園16:45まで)
料金/入園無料
問合わせ/北雄美装株式会社(指定管理者)
TEL/0164-33-3375
WEB/https://www.rosegarden-chippubetsu.com/
Instagram/https://www.instagram.com/rose_garden.chippubetsu/?hl=jp
============
5.はぼろバラ園/羽幌町

「はぼろバラ園」は、道の駅「ほっと♡はぼろ」内にある日本最北のバラ園。北方系のバラを中心に、世界のバラ300種約2,000本が植栽されいて、中には輸入規制で現在は入手できない品種や同園のみで生存している品種もあります。はぼろバラ園を象徴する品種‛コードゥラ’(コルデス作出)もその一つで、すでに本家では廃盤となっており、世界でもほぼ生産がありません。黒葉に濃い赤色の花はインパクトがあり、つい見入ってしまう豪華さです。
また、スロープ横の手すりの上下から顔を出すのは‘ローブリッター’(コルデス作出)は、ころんとした丸い鈴のようなカップ咲きが特徴です。
見ごろは、バラがいっせいに咲く6月下旬~7月中旬。また、9月下旬には花色・香りに深みが増す“秋バラ”の開花も楽しめます。

左/‛コードゥラ’ Cordula 右/’ローブリッター’ Raubritter
*6/28「はぼろバラフェスティバル」開催
はぼろバラ園では、6月29日(日)に「はぼろバラフェスティバル」を開催。色とりどりのバラの花びらを使用した「フラワーカーペット」の公開や、バラ園の管理人による特別ガイドツアー、親子で楽しめるクイズなどを実施。グルメ屋台やハンドメイド雑貨の販売、クラフト体験なども行なわれます。はぼろバラフェスティバル
●はぼろバラ園
住所/北海道苫前郡羽幌町北5条1丁目
料金/入園無料
問合わせ/羽幌町役場商工観光課観光振興係
TEL/0164-68-7007
WEB/http://www.town.haboro.lg.jp/sightseeing/rose-top.html
============
6.美はらしの丘roseガーデン/紋別市

オホーツク海岸沿いの港まち・紋別市(もんべつし)にある「美はらしの丘roseガーデン」は、大山スキー場の麓に広がる美しいバラ園。植栽されるバラは園芸種が約100種600株、原種が約20株ほど。原種のバラは一季咲きで6月中旬に開花し、花期は短いものの小さくて可憐な花が魅力です。
多彩なバラと宿根草のコラボレーションも見事で、見ごろの6月中旬~7月中旬には、赤や白、ピンクなど多彩な花色とバラの香りが広がり、訪れる人たちを楽しませてくれます。市民の散歩コースとしても親しまれ、バラの最盛期には美しい花の中を散策したり、オホーツク海を遠くに眺めながらウッドデッキでゆったりとした時間を過ごしたりするのもおすすめ。

バラの香りに包まれてウッドデッキでひと休みを!
●美はらしの丘roseガーデン
住所/北海道紋別市大山町4-25-14
料金/入園無料
問合わせ/NPO法人 ロサ・ルゴサ
TEL/090-5221-6416
WEB/https://rugosa.wixsite.com/miharasi
============
7.函館市旧イギリス領事館 ローズガーデン/函館市

函館市旧イギリス領事館の「ローズガーデン」は、約60種153株のバラが咲く洋式庭園。ヴィクトリアン調にデザインされた「あずまや」とブロンズの噴水が英国の雰囲気を醸し出します。
館内併設のカフェ「ヴィクトリアンローズ」では、窓越しにローズガーデンの美しい景色を眺めながら、ティータイムも楽しめます。バラの香りに包まれながら味わう紅茶とスイーツは、まさに英国の優雅な午後のひとときそのものです。

英国の雰囲気漂う空間にもよく似合うバラの表情
●函館市旧イギリス領事館
住所/北海道函館市元町33-14
料金/バラ園のみの見学は無料、(展示室入場料金)大人300円、学生・生徒・児童 150円、函館市内の65歳以上150円
問合わせ/函館市旧イギリス領事館
TEL/0138-83-1800
============
お菓子メーカーのローズガーデン
8.白い恋人パーク ローズガーデン/札幌市

「ISHIYA」の名で知られる北海道の菓子メーカーが運営する、お菓子のテーマパーク「白い恋人パーク」。パーク内には約200株のバラと季節の花々を楽しめる中庭「ローズガーデン」があります。バラは、花の美しさと豊かな香りが魅力の「イングリッシュローズ」が中心。花壇のバラやアーチの彩りなど、多彩な演出とガーデン風景を堪能できます。また、環境に合った北国向きの品種は植栽の参考にも! 見ごろとなる6月下旬には、咲き誇るバラの数々を楽しめます。

‛ジュビリー セレブレーション’
*6/21・22「ローズガーデンツアー2025」開催
毎年人気のイベントです! バラの花が最も美しく、香りがより感じられる“朝の時間帯”に、白い恋人パーク ローズガーデンの貸切ツアーを開催します。白い恋人パークガーデナー・田川さんがローズガーデンをご案内。日程/6月21日・22日、各日AM8:45~10:00(※集合AM8:30、正面入口 ビッグゲート前)、参加費/1,000円(税込)、定員/各日10名(HPより要予約)。ローズガーデンツアー2025
●白い恋人パーク
住所/北海道札幌市西区宮の沢2-2-11-36
時間/(営業時間)10:00~18:00
料金/ローズガーデン(中庭)は入場無料
問合わせ/白い恋人パーク総合案内(10:00~17:00)
TEL/011-666-1481
WEB/https://www.shiroikoibitopark.jp/
============
9.ロイズ ローズガーデン/札幌市ほか
◆ロイズ ローズガーデンあいの里

ロイズ ローズガーデンあいの里。最盛期にはバラの花で埋め尽くされる
北海道のチョコレートメーカー「ロイズ」。札幌市北区にある「ロイズあいの里公園店」向かいの本社敷地内には、約13,000平方メートルものガーデンが広がり、500種以上約7,200株のバラと約3,000種の宿根草が咲き誇ります。バラのエリアは、アーチやパーゴラをつるバラが華やかに彩り、ガーデンを立体的に演出。最盛期にはバラで埋め尽くされ、花の表情と香りを間近に感じられます。また、宿根草が左右対称に植栽された「ミラーボーダーガーデン」も見どころの一つ。本社の建物を囲むガーデンを散策路で一周すると、華やかな場面からしっとり落ち着いた場面まで、多彩な表情を楽しめます。

華やかなピンクのグラデーションをつくり出す‘CLピンクサマースノー’
●ロイズ ローズガーデンあいの里
(ロイズあいの里公園店 向かい)
住所/北海道札幌市北区あいの里4条9丁目1-1
時間/9:00~17:30
料金/入園無料
問合わせ/ロイズあいの里公園店
TEL/0570-002-612
WEB/https://www.royce.com/brand/contents/rosegarden/
備考/ローズガーデンの開園期間は10月下旬頃まで(予定)。期間・時間は予告なく変更になる場合があります。
◆ロイズ ローズガーデン
ロイズタウン工場(当別町)・上江別(江別市)
ロイズのローズガーデンは「ローズガーデンあいの里」のほかに、当別町にあるロイズのメインの生産拠点「ロイズタウン工場」と、「ロイズ上江別店」にもあり、それぞれ装いの異なるバラの庭を楽しめます。

ロイズ ローズガーデン ロイズタウン工場

ロイズ ローズガーデン上江別
●ロイズ ローズガーデンロイズタウン工場
(ロイズタウン工場敷地内)
住所/北海道石狩郡当別町ロイズタウン1-1
時間/(営業時間)9:00~18:00
●ロイズ ローズガーデン上江別
(ロイズ上江別店敷地内)
住所/北海道江別市上江別437-15
時間/(営業時間)9:00~19:00
============
北海道のガーデンは、最も華やぐ季節です!
ぜひチェックして、道内各地のローズガーデン巡りへ出かけましょう。
続いて【後編】では、9カ所の「観光庭園のローズガーデン」「ショップ&カフェのバラの庭」をご紹介しています。
・おすすめ18選!2025 北海道のローズガーデン巡り【後編】

後編で紹介、ゆにガーデン ローズガーデン