2025/06/22 15:30
「北海道生活」編集長
やぎさん取材日記|北海道、道東の絶景を訪ねて。
ただいま発売中の「北海道生活」夏号では、オホーツクから道東、十勝にかけての絶景を紹介しています。
その中でも、いくつかカメラマンとともに取材した風景をご紹介しましょう。
三国峠

こちらは十勝・上士幌町にある三国峠です。
開放感いっぱいの道を走り、トンネルを抜けると、ちょうどこの景色が見える緑深橋に出てきます。

緑深橋の横には駐車スペースがあります。橋の途中で車を停めてはいけないのですが、中には看板を無視して橋の真ん中で停め、車から飛び出して撮影している人も……。
日本語の看板が読めない海外の方かなと思いきや、日本人の年配の男性でした。危険なので、大人としてルールを守ってほしいと思います。

そんな無理をしなくても、駐車スペースから歩いてすぐに、こんな絶景が見えるんです!
「北海道生活」本誌に掲載している写真では雪がまだ少し残る5月でしたが、6月ではすっかり新緑に。
カメラマンと一緒に、どんな車が通るのか延々と風景を見つめていました。

三国峠まで上がると、カフェと、お手洗いの建物がありました。
ここで一服しましょう♪

カフェには本格的なコーヒーがラインナップされていて、カフェオレをテイクアウトで注文。
ラテアートを施していただき、広がる景色とともにコーヒータイムを楽しみました。
タウシュベツ橋梁

次に、タウシュベツ橋梁が見える「タウシュベツ展望台」へ。
林の中を抜けていくと、本誌に出ていた橋が遠くから見えます。

本誌で掲載しているタウシュベツ橋梁は、橋の近くでされたものですが、今回は展望台からの眺めを楽しむことができました。

タウシュベツ橋梁/「北海道生活」夏号掲載 photo by Tsuji Hiroki
知床峠

次は、道東エリアで読者人気ナンバーワンの知床へ。
斜里町と羅臼町を知床峠を経由してつながる「知床横断道路」は、なんといってもドライブしながらの周りの風景が絶景。
カメラマンが運転しているので写真に収めることができませんが、目の前に広がる景色は雄大で、さすがの世界遺産というスケールを見せてくれます。

知床峠に行くと、だんだん雲行きが怪しくなり、天気はだいじょうぶかな?とドキドキ……。

知床峠に着くと、そこには雲海が広がっていて、思いもよらない絶景を見ることができました!
天に続く道

知床にある道で有名なのが「天に続く道」。
車を停めて撮影できるスペースも用意されています。
カメラマンのスマホと、私のスマホのGoogleマップでは、場所が逆方向を指していて謎でした。

木々が生い茂った真ん中に、遠く遠く天まで続きそうな道……。
アップダウンがあるので、天に続くように見えるところが絶景のポイントです。

途中で「来運(らいうん)神社」に立ち寄りました。
この地が来運という地名になっていて、開運祈願としても、名水のある神社としても知られています。

たくさん湧き出て来る天然水を飲んで、持ってきた水筒に汲んで、夏のドライブの給水補給にもさせていただきました。
十勝、そして釧路へ

十勝に入ると、今度はどこまでもつづく平野が広がっています。
どこまでも広がる青空とともに、走っていてとても気持ちがいいです。

この時期は、牛のえさになる「牧草ロール」や、牛たちの寝わらになる「麦稈(ばっかん)ロール」が北海道各地で見られます。
ロールがごろごろと転がる風景も、北海道らしい風景のひとつといえるでしょう。

釧路では夕焼けを見ることもできました!
夕陽のまちとして知られる釧路ならではの絶景……今回の本誌にはありませんが、北海道は絶景の宝庫!とても100では足りません。
みなさんも北海道を旅して、感動した「私の絶景」を編集部に紹介してくださいね!
(「北海道生活」編集長)