2025/08/06 15:00
「北海道生活」編集部
絶景の宿|オホーツクの豊かな食、秋の花々も楽しみに。
ホテル 網走湖荘
網走市街より車で10分足らずのところにある網走湖は、冬にもなると結氷しワカサギ漁が行なわれる北海道随一の産地。また、東側から突き出た呼人半島には「呼人探鳥遊歩道」があり、散策やバードウォッチングが楽しめる。美しい夕日を望むスポットとしても知られ、周囲には旅館やホテル、夏にはキャンプ場もにぎわう。中でも最も歴史があるのが、1948年(昭和23年)創業の「ホテル網走湖荘」だ。

全面がガラス窓になっている「ホテル網走湖荘」のロビー。目の前の風景と一体になれる、開放的な空間となっている。
建物は湖畔に面しており、客室のほとんどがレイクビュー、ロビーやレストラン、食事処まで、網走湖の美しい風景が目の前に広がっている。とくに2022年から2023年にかけてリニューアルした和室ツインにはすべてベッドを導入して、幅広い年代のゲストがくつろげるようになった。

リニューアルした和室ツインは広い空間に畳が敷かれ、ベッド2台とソファを置いた和モダンな客室。

畳とカーペットに分かれた和洋室も48~50㎡の広さで、いずれの客室もレイクビュー
食事は小グループ対応の食事処「前浜」または個室「いさり火」で味わえる特別料理「湖畔の膳」や「潮彩膳」などがおすすめ。メンメと呼ばれるキンキや前浜の毛ガニ、網走湖の名産しじみまで、地元の食材を中心とした豊富なオホーツクの食を堪能できる。
大浴場「火口原」は天然温泉を引いており、露天風呂やサウナ、貸切風呂も完備。宿泊者は夜どおし利用できるというのもうれしい。

お食事処「前浜」は1~6名までが利用でき、仕切りで囲われた食事席が居心地いい。

特別料理「湖畔の膳」の料理より、ブランド牛『あばしり和牛』、オホーツクの毛ガニ、「潮彩膳」の料理よりメンメ(キンキ)の煮つけ、サロマ湖のホタテ。(時期や仕入れなどで変更あり)
網走湖の周辺では、9月下旬ごろまで卯原内群落地に真っ赤なサンゴ草が現れ、大曲湖畔園地のコスモスやヒマワリも一斉に咲き出し、オホーツクの秋を彩る。この季節ならではの美しい風景の数々を、思いきり見ておきたい。

網走湖が最も美しく輝く、夕日が落ちる時間帯がおすすめ。

大女将の波多野美紀さんと若女将の浅利順愛さん、スタッフのおもてなしも長年の人気を支える。
