2025/08/13 15:00
「北海道生活」編集部
絶景の宿|飛行機が飛ぶ大空と、津軽海峡の眺めを満喫。
函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート
函館空港から車でわずか5分、日本で最も空港に近いといわれる函館の湯の川温泉。
箱館戦争の際には榎本武揚も入湯していたといわれている歴史ある温泉地だ。
その中の一軒「函館湯の川温泉 海と灯/ヒューイットリゾート」では、最上階のインフィニティ露天風呂が人気。

津軽海峡が目の前に広がる「古の無限海灯露天風呂」では、珍しい畳風呂や壺湯もある。
近年話題のインフィニティ風呂とは、浴槽に縁がなく、視界に広がる風景と一体化した風呂のこと。
12階にある大浴場「天海」にある「古の無限海灯露天風呂」も、目の前に仕切りがなく津軽海峡と一体となった景色は圧巻だ。
風が吹くと水面が波のように動き、凪の時は海や空の色と同化してしまうという。
何より温泉地の中心にありながら、ここにいると波の音がよく聞こえるというのにも驚かされる。

オプションで「月見酒」を提供、地酒の入ったマスを浮かべて漁火を眺める夜も楽しみ。
市街地側に面したお休み処や貸切風呂も、飛行機が見える場所として人気。
函館空港の時刻表を確認して訪れるリピーターも多いそうだ。

和食処 「雲波」には個室もあり、婚礼の両家顔合わせ、祝い事や法事などにも使われる。
温泉宿ならではの楽しみは食事で、漁師めしをイメージした豪快な料理が並ぶ夕食ブッフェは実に150種類、そのうち14~15種は海鮮で、できるだけ函館産・道南の食材を取り入れている。
また、和食処「雲波」では本格的な会席料理や寿司を提供、函館の地酒や、道南の上ノ国ワイナリーなど地元のワインとともに、ワンランク上の食事もできる。

組子細工や紙など和モダンな空間が広がるロビー。
インフィニティ露天風呂で、チェックイン後すぐ、夕食後、朝食後と3回湯あみを楽しむ人も多いという人気の宿。
チェックインが早いという人が多いのも納得だ。

客室の一例、ジュニアスイートは55㎡の広さがあり、4名まで宿泊可能。

ジュニアスイートの浴室からも海がよく見える。
函館湯の川温泉
海と灯/ヒューイットリゾート
住所/函館市湯川町3丁目9−20
TEL/0138-57-5390
※この記事は「北海道生活」2024年秋号の記事を一部再編集しています。