キャンプやトレイルが人気の、 斜里岳を望む自然豊かなまち「清里町」｜北海道大人の旅ガイド2025

日本百名山の一つ、「斜里岳」を眺めながら自分のペースで楽しむトレイル

知床半島にあり日本百名山に選定されている斜里岳。そのふもとに位置する清里町は、「水の生まれる里」としても知られている。景勝地も多く、神秘的な輝きを見せる「神の子池」や摩周湖を望む「裏摩周展望台」、初夏から夏にかけてサクラマスの滝越えが見られる「さくらの滝」が訪れる人を楽しませている。

キャンプ場にはペット同伴サイトもあり、ドッグランが無料で利用できる

コテージにはキッチンなども備えられ、快適に過ごせる

また、2024年に開通したロングトレイルルートを利用した、自然を感じながらの“歩く旅”にも注目が集まっている。４月下旬から９月下旬にかけてオープンする「清里オートキャンプ場」は、牧歌的な農村景観を眺めながら過ごせるので、斜里岳登山や道東観光の拠点にもぴったり。43のサイトと５棟のコテージ、バンガロー７棟に加え、５つのペット同伴サイトがあるので愛犬と過ごせる。

豊かな自然に囲まれた「清里オートキャンプ場」

防風林越しに望む雄大な斜里岳

清里オートキャンプ場から徒歩圏内にある「ほしかぜの丘」では、マウンテンバイクも楽しめる

壮大なスケールの景観が望める「宇宙展望台」や「ほしかぜの丘」。夜は満天の星を眺めるのもいい

アフターキャンプの立ち寄りスポット

観光案内窓口のほか、特産品が並ぶ売店とレストランを併設

斜里岳のふもとにある温泉ホテル。地元食材を活かした料理も好評

施設内にある100％かけ流しの天然温泉が疲れを癒してくれる

かけ流しの天然温泉で、内風呂は中温と高温が用意されている

裏摩周外輪山・神の子池トレイル

清里町が整備した「裏摩周外輪山・神の子池トレイル」は、「裏摩周展望台」から「摩周湖第一展望台」へのルートと、「裏摩周展望台」から「神の子池」・「さくらの滝」・「ほしかぜの丘」を通り清里町を縦断する全長約44kmのルート。摩周湖外輪山のカルデラ地帯、神の子池原生林、サクラマスの登る滝、斜里岳を望む畑作地帯など、雄大で変化に富む自然景観を楽しみながら3日間程度かけて歩くルートになります。

阿寒摩周国立公園にあり、摩周湖の伏流水からできたとされる、コバルトブルーの神秘的な水面をたたえた「神の子池」

令和3年にリニューアルした「裏摩周展望台」。ほかの展望台より標高が低く、霧の発生も少ないと言われている

高さ3ｍの滝。6月上旬から8月下旬にかけてサクラマスがこの滝を飛び越えようとジャンプする姿が見られる

「斜里岳」の雄大な姿や、一面に広がる畑を一望できる「ほしかぜの丘」

北海道東トレイル

ひがし北海道の知床・阿寒摩周・釧路湿原の３つの国立公園と地域を結ぶ、長く一本に繋がった歩く旅の道として、2024年10月に環境省が策定した「北海道東トレイル」。日本の国立公園を世界水準のナショナルパークとしてブランド化を目指した取り組みで、釧路市から知床・羅臼町まで、ひがし北海道を南北に縦断する全長約410㎞のロングトレイルとして開通しました。

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