2025/09/17 18:00
「北海道生活」編集長
やぎさん取材日記|北海道で見つけた小さいまちの一軒
ただいま発売中の「北海道生活」秋号の巻頭特集は、「おいしい北海道」。
小さい秋に見つけた、小さなまちの一軒を訪ねて、北海道のあちこちへ行ってきました。
そばの産地で見つけた、小さなお店

季節は夏の終わり、そばの畑ではカスミソウのように可憐なそばの花が満開になっています。
今回は十勝の新得町と、道北・幌加内町という二大そばの産地へも行ってきました。

幌加内では、信用金庫だった建物を利用したという、新しいお蕎麦屋さんを発見。
表からはわかりませんが、「そばごう」というお店です。

中に入ると、ドアなど確かに信用金庫っぽい感じです。

入口のホワイトボードを見て、ちょっぴり泣けました。
今回の取材で一番つながらなかったのは、このお店だったんです。
電話してもつながらない、メッセージもつながらない、役場にお電話してみると「確かに営業しています」とのお返事。
ワンオペでがんばっていらっしゃるのですね……。

確かにお一人でがんばっていらっしゃる小さなお店。

幌加内という、おそばの産地で新しく開業したという「そばごう」のおそばはとってもおいしかったです!

ちょうどお客さんが引いてから、ゆっくりお話しを聞くことができました。
店内もDIYでがんばって改装したり、金庫室を新たに個室にしてみたり……詳しくは本誌をご覧ください♪
札幌の老舗レストランが、いつの間にか移転していた!
その情報は、空知地方の南にある由仁町という小さなまちから飛び込んできました。
「フルールド・オリーヴ」というレストランができたとのこと。
あれ?知ってる!まさか?……それは、札幌に昔からあるレストランでした。

いつの間にか札幌から、由仁町へと移転していました。
古民家を利用した建物には、札幌から持ってきたという看板が掲げられています。

こちらがオーナーシェフの西原さん。
お手製の薪窯もあり、予約も調理も接客もすべて一人でやるという、こちらもワンオペの小さなレストランとなっています。

薪窯で焼いたお肉は驚くほどやわらかくて、しっとりしていて、コースの中でも人気メニューだそうです。
おまけにパンもすべて自家製。
空知地方はワイン産地でもあるので、YAMAZAKI WINERYなど空知のワインも揃えています。

なんだか高そうなワインもあるようです。
お客さんは札幌からいらっしゃる常連さんのほか、地元の農家さんがグループでいらっしゃることも。

由仁町の農家さんも感激したという前菜「由仁の野菜たち」。
西原さん曰く、「ここの食材がわかってからじゃないと、ちゃんとオープンできない。だから準備中なんです」。
いつのまにか移転していて、まだ準備中??
……詳しくは、「北海道生活」秋号を読んでみてくださいね♪
(「北海道生活」編集長)