2025/09/27 08:00
北海道生活
オホーツク特集|北見市 タマネギの産地として知られる、 オホーツク圏最大のまち
北海道東部にある個性豊かな4市町が合併して誕生した、全国4位の広さを誇るまち。漁業のほかに寒暖差の大きい気候と広大な土地を活かした農業が盛んで、タマネギの産地としても有名。

収穫したタマネギをコンテナに詰め、畑で乾燥させている光景は夏から秋にかけての風物詩。
北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館
「北見ハッカ」の歴史を学び、
ハッカ蒸溜実演を満喫。

かつて世界のハッカ市場の約70%を占めたこともある「北見ハッカ」の歴史を、関連資料などを通して学べる資料館。別棟の薄荷蒸溜館ではハッカの蒸溜実演をしており、爽やかな香りに包まれながら、当時の技術や文化を体験。ノスタルジックな雰囲気の中で、北見が誇る「ハッカ」の奥深さに触れることができる。
昭和9年に開業し、北見の和ハッカ産業に大きく貢献した北見薄荷工場の事務所を回収し利用

元の研究室にかつての工場で使われていた機械類を展示している


市内の仁頃地区では今でもわずかにハッカが栽培されている
北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館
- 住所/北海道 北見市南仲町1丁目 7-28
- 電話/0157-23-6200
- 営業時間/9:00~17:00(11~4月 9:30~16:30)
- 定休日/月曜、祝日の翌日(月曜が祝日の場合は開館、翌日休。 金・土曜が祝日の場合は翌日開館)、12月30日~1月6日
- 駐車場/-
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コミュニティプラザ パラボ
北見グルメや名産品が揃う、
北見駅隣接の複合施設。

カーリングストーン型をしたかわいらしいパンケーキ「北見カーリングカスタ」16個入/720円
食品からファッション、雑貨までバラエティに富んだ店舗が軒を連ねる北見駅に隣接したショッピングビル。6階のレストラン街には北見のご当地グルメを味わえる食堂があり、地元民や観光客が集まる。地下の食品街にはオホーツクブランド認証商品や人気の「北見カーリングカスタ」などのおみやげも充実。

ハンバーグやステーキ、カレー、ドリアなど幅広いメニューを揃えた「洋食レストランWOODSTOCK」の「デミグラスハンバーグ(190g)」980円

北海道産ブランド豚「ゆめの大地」四元豚を使用した「お食事処かつ亭」の「ロースかつ定食」1,500円。きめ細かな肉質とやわらかな肉汁のかつが自慢
コミュニティプラザ パラボ
- 住所/北海道 北見市大通西2丁目1 まちきた大通ビル
- 電話/0157-31-3600
- 営業時間/ 10:00~18:30
備考/火曜日は地下食料品・6階レストラン街のみ営業
- 定休日/火
- 駐車場/あり(まちきた大通ビル63台・北見市庁舎150台、いずれも施設利用で2時間まで無料)
きたみらい農業協同組合 (JAきたみらい)
通販サイトが大好評の、
日本一のタマネギ生産地

旬の新鮮な野菜や果物が揃う通販サイト「ショップきたみん」
日本最大のタマネギ産地を形成するJAきたみらい(北見市、訓子府町、置戸町)。高品質で安定的な供給体制が高く評価され、過去には農林水産大臣賞を受賞。また、地元農産物を活用し、農家組合員や産地のメッセージを届けるため、さまざまな加工品を販売。タマネギ以外にも新品種のジャガイモなどを栽培し、独自の通販サイトで販売中だ。

「赤玉ねぎ」をはじめさまざまな品種のタマネギを通販サイトで購入できる
きたみらい農業協同組合(JAきたみらい)
- 住所/北海道 北見市 中ノ島町1丁目1-8
- 電話/0157-32-8777
- 営業時間/9:00~17:00
- 定休日/土、日、祝日 その他休業日/年末年始
- 駐車場/なし
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ドラゴンアイス~龍氷~
天候が荒れると河口へ流れ着く、常呂川の贈り物。
「ところ常南ビーチ」に打ち上げられた「ドラゴンアイス」

12月中旬を過ぎると始まる常呂川の結氷。氷の厚さが増した時に天候が荒れると、常呂川の氷は河口へ流れ着く。流れ着いた無数の氷が浜に漂着し、陽の光により七色の輝きを見せる。これが常呂川の贈り物「ドラゴンアイス」だ。この氷が訪れたあと、流氷が押し寄せてくる。

朝日に照らされ、独特の美しさを見せる常呂川の贈り物

オホーツク海の波に揉まれて丸みをおびることも
ドラゴンアイス~龍氷~
住所/北見市常呂町字常呂(常呂町中央駐車場)
問い合わせ/北見市観光協会常呂支部
TEL/080-9569-1412
交通/常呂町交通ターミナルより徒歩約3分
駐車場/あり(約100台・無料)
HP/https://kitamikanko.jp/spot/1474/
※常呂町中央駐車場のトイレは冬季閉鎖のため常呂町交通ターミナルのトイレを利用
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しのねアップルファーム
希少種『旭』を栽培する、
日本最東のリンゴ園。

寒暖差の大きいオホーツクの気候が固く締まった味の濃いリンゴを育てる
北見市の郊外で3haの面積に約700本の樹を育てるリンゴ専門果樹園。希少種として知られる『旭』を栽培し、全国に収穫を待つファンがいる。時期により取り扱い品種が変わるので、何が販売されているかは来園してのお楽しみ。シードルやジャムも購入できる。

3haの面積に30種以上、約700本のリンゴを栽培している
しのねアップルファーム
- 住所/北海道 北見市 昭和213-3
- 電話/0157-25-5502
- 営業時間/直売所/9月下旬〜10月下旬8:30~12:00
- 定休日/不定
- 駐車場/あり(約7台・無料、大型は要相談)
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ボス アグリ ワイナリー
美しいブドウ畑に囲まれた、
ワイナリーとワインショップ

夏の終わりから秋にかけては、ワイン用のブドウがたわわに実る様子を楽しめる
北見地方の厳しい気象環境にも強い品種など、北見産ブドウ100%のワイン13種を醸造・販売。手摘み、手除梗でブドウの房から渋みや苦みのある果梗(かこう)を除去。時間をかけたていねいなワイン造りをしている。スタッフの説明を聞きながらのワイン選びも楽しい。

北見市端野町で収穫したブドウだけで造られたさまざまなワインが揃う
ボス アグリ ワイナリー
- 住所/北海道 北見市 端野町緋牛内793-1
- 電話/090-3396-4357
- 営業時間/8:00~18:00
- 定休日/不定
- 駐車場/あり(普通車10台、大型2台・無料)
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北きつね牧場
モフモフの冬毛がかわいい、
冬はキタキツネに注目の季節

キタキツネとエゾタヌキを一緒に見ることができる「北きつね牧場」
キタキツネとエゾタヌキが放し飼いエリアで一緒にのびのびと生活している日本唯一の動物園。病気の対策もしっかりされているので安心して見ることができる。特に冬はモフモフの冬毛がかわいらしく、キタキツネに注目の季節だ。

日本で一番人間に懐いているキツネといわれている「フクちゃん」
北きつね牧場
- 住所/北海道 北見市 留辺蘂町花丘52-1
- 電話/0157-45-2249
- 営業時間/5月~10月 9:00〜17:00(最終入場 16:30)、11月~4月 9:00~16:00(最終入場 15:30)
- 定休日/-
- 駐車場/あり(30台・無料)
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TOPIC
路線バスで北見から約70分、
フリーパスで北きつね牧場へ。

北きつね牧場へのアクセスには路線バスの利用が安心。1日券2,000円のフリーパスなら北きつね牧場のほか、市内各所の観光スポットめぐりや女満別空港へのアクセスにも使えて便利。冬の観光には特に重宝しそう。紙チケットとデジタルチケット(ジョルダン)があり、紙チケットは北見観光案内所・北見バスターミナルで販売している。
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