10月1日より開催「トーベとムーミン展」北海道立近代美術館

本日より北海道立近代美術館で開催される「トーベとムーミン展」 へ行ってきました！

世界的に愛されているムーミンの作者、トーベ・ヤンソンが「ムーミン」を小説として世に出したのが1945年、今年で出版80年という記念すべき年の展示です。

フィンランドのヘルシンキで生まれたトーベは、芸術家の両親を持ち、幼いころから画家を目指していたそうです。

展示の初めは、画家トーベ・ヤンソンの足跡をたどります。

トーベが幼い頃の記憶から「ムーミン谷」の話を書きはじめたのは、戦時下の1939年～1940年ごろ。

つらい日々から逃れるように、ムーミン谷の世界をつくりだしていったことがわかります。

タッチも単にかわいいというよりは、北の地の厳しい気候に生きるムーミンたちの姿を幻想的に描き出しているようです。

次第にムーミンは世界各地で人気者になっていきました。

明るい雰囲気の絵も次々と現れてきます。

展示の中には、実際に動き出すしかけの映像演出も。

音と動きで、アニメとは違う、トーベの原作ならではの雰囲気が伝わります。

さらにムーミン谷の世界へ、行ってみましょう！

おなじみのムーミンと仲間たちの展示は、キャラクター別になっていて楽しいです。

コミックになった「ムーミン」も紹介しています。

展示にはムーミンの小説で書かれた一節が、印象的に原画と組み合わされていました。

さらにうれしいのは、それぞれの一節がカードになっていて、好きな言葉のカードを持ち帰れること。

会場を出ると、展示オリジナルグッズがたくさん揃っています。

キャラクター別に手にいれたくなる、ムーミンのぬいぐるみは展示会限定。

バッグなど実用的なものも販売、かわいらしさの中に大人っぽさがあります。

缶入りのクッキーなど、お菓子もいろんな種類が用意されていました。

おもしろかったのは、ミイのヘアバンド！

これ以外にも数えきれないほどグッズが豊富に販売されているので、展示の後もいろいろと目移りしてしまいそうでした。

芸術の秋、札幌のさわやかな空気の中、ムーミンと作者のトーベさんの世界にたっぷりひたってみてくださいね。

（「北海道生活」編集長）