2025/10/13 18:30
「北海道生活」編集長
食の映画祭2日目|大泉洋の名作上映とサプライズ+幻のカレーを実食!
映画祭2日目です。
開催三日間では、道庁赤れんが庁舎や映画館で複数のプログラムが上映されていて、体がいくつあっても足りないのですが、
まずは大好きな映画作品が上映されるとあって、「TOHOシネマズすすきの」へ行ってきました。
それは「グッモーエビアン!」という2012年の公開映画で、大泉洋さん、麻生久美子さん、まだ16歳の三吉彩花さん、そして「あまちゃん」でブレイク前の能年玲奈(のん)さんが出演している、笑いと感動の傑作なのです。
個人的に何回も見ていますが、スクリーンで見るのは初めて!これも映画祭ならではのよさですね。

映画を見終わった後、「やっぱり、いい映画は何度見てもいいなあ」としみじみ。
このあと舞台挨拶に、大泉洋さんと三吉彩花さんが出られます。
実は事前に、大泉洋さんの「芸能生活30年おめでとう」のプレートが配られていて、サプライズなので合図があるまで出さないように指示を受けているのです。

何も知らずに登壇された大泉洋さん。
昔の作品なので記憶をたどりながら、「グッモーエビアン!」の思い出を語ってくださいました。

当時は16歳だった三吉彩花さんが、今やインスタのフォロワー250人というトップモデルになられて、水をあけられているとボヤく場面も。

大人になった三吉彩花さんを札幌でもてなそうと、大泉さんが美味しいお店に案内しようと張り切って、〆パフェまで連れて行ったそうですが、「私、本当は甘いもの好きじゃないんですけど」と言われ、さらに地元タレント、元アナウンサーの木村洋二さんのモノマネばかりしていたことを暴露される始末……。
「彩花ちゃん、ずっと知らないおじさんのモノマネ見させられて、リーダーに何やってんだオイ!と言われて……」と昨夜の思い出に客席もつられて爆笑。

最後は大泉洋さんと三吉彩花さんでフォトセッション。
それぞれにご挨拶をして、退場と思いきや、ここでサプライズです。
会場のみなさんから高らかに「洋ちゃん、芸能生活30周年おめでとう!」

ブーランジェリーコロンの特製カンパーニュをもらった大泉さん、ドッキリ大成功でした!
札幌ストリームホテル「グッモーエビアン!」フービーランチ

映画を見た後は、同じビルにある札幌ストリームホテルのレストラン「BAR&FRILL Splish」でフービーランチが開催されました。
「グッモーエビアン!」の映画に出てくるカレーを、スープカレー「らっきょ」店主の井出剛さんがプロデュースした、一回限りのカレーがホテル特製のブッフェとともに味わえるのです。

こちらの会場にも、大泉洋さんと三吉彩花さんが登場!
映画館よりさらに近い場所で会えるとあって、お客さんはキャーキャーと大興奮していました。

話題は食べものの話へ。三吉彩花さんはモデルなので、ふだん節制のためあまり食べられないとのこと。
「北海道へ来たからには、海鮮を思いっきり食べたい!と服も余裕のあるものを着てきました!」というと大泉さんも、
「アレルギーになってもいいから、はちきれるくらい食べさせてくださいと言われたんで、食べさせますよ」と張り切っていました。
帰りにおいしい海鮮を食べられたことを祈っております(笑)。

お楽しみのランチは、野菜たっぷりのサラダに、肉料理、魚料理、デザート、と食べきれないほどのメニューを揃えたブッフェ。

こちらの料理長は道産食材や北海道の料理を勉強していらっしゃるので、「炭鉄港コーナー」という炭鉱メシを食べることもできるのです。

ホテルブッフェで、鶏もつやホルモンなどが出て来るところはなかなかないでしょう。
それでいてホテルらしい洗練された味わいになっているのがさすがです。
いつもは朝食ブッフェにも出ているので、札幌ストリームホテルに泊まる方にはおすすめですよ。

そして出ました!「グッモーエビアン!」で大泉さん演じるヤグこと矢口がつくる特製カレー「ヤグカレー」。
ルーを一切使わず、野菜やスパイスが複雑な味わいを生み出し、ごろりと入った豚肉はほろほろ崩れるほど煮込まれた特製カレーで、スープカレーの井出さんがつくる、一度きりのカレーです。
ごちそうさまでした!

私がいた席のまわりにいたお客さんたちは、みなさん大泉さんや所属するオフィスキューのタレントの大ファン。
遠くからホテルを取って、わざわざ映画祭のために来たのだそうです。
ただ大変なのはプログラムがそれぞれ重なってしまうこと。
ファンがそれぞれ全部行けるようにプログラムを組んでほしい!とみなさん口々におっしゃっていました。
いわゆる「推し活」にもなっているんだなあと、このイベントの持つ影響力をひしひしと感じました。
映画の合間に食べて飲んで楽しめる「フービーバル」
さて、この映画祭のある三日間には、札幌市内のお店で「Sapporo Foovie Bar(サッポロ・フービーバル」も行なわれていました。
これは札幌市内にあるレストランやカフェ、バーや居酒屋などで、映画の合間に飲み物+お酒のセットを楽しむことができる企画です。
昨年は飲み屋さんが多かったのですが、今回はカフェや昼のみのお店も多く参加したことで、より映画の合間に使いやすくなりました。
今回は50店舗が協力、そのうち3店舗に行ってきましたのでちらりとご紹介。

Tap Room BEER KOTAN
ビアバー「Tap Room BEER KOTAN」は、上富良野町にある「忽布古丹(ホップコタン)醸造 からのクラフトビールが飲めるお店。
クラフトビールのお店はたくさんあっても、地元の上富良野町産ホップを100%使ったビールを飲めるお店は稀少です。
今回は「旬魚のフィッシュ& チップス+定番ビール(Lサイズ)1杯」をいただきました。
旬魚は鮭で、生酒を揚げたふわふわしたフィッシュフライと、甘くてホクホクしたフライドポテトの量がボリューミーで、一杯では足りないほど! ビールもとってもおいしかったです。

Saltimbanco.
ダイニング「Saltimbanco. 」は、昼間はファットリオビオのチーズなどを販売する「Forma Cheese Lab.」、夜はワインと料理が楽しめるお店というユニークな一軒。
「チキンレッグのアドボ+グラスワイン1杯」は、人気メニューというチキンレッグのアドボがほろほろに煮込まれた鶏肉が絶品でした!

cantine SEL
ビストロcantine SELは、狸小路にある三条見末ビル(おいしい店多し!)にある小さな一軒。
オーナーシェフ黒滝祐輔さんのつくる料理は何でもおいしいです。
「フービーバル特別オードブル+お好きなワイン1杯」に出てきたのは……別海牛のハンバーグと道産豆のチリコンカンでした。
これでサクッと店を出るのはもったいない、でも一杯と美味しい料理でサクッと立ち寄れるのもうれしい。
フービーフェスのおかげで、映画の合間に美味しく楽しめたフービーバルでした♪
(「北海道生活」編集長)