2026/03/05 10:30
「北海道生活」編集長

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

2026年3月5日、小樽にパン飲みができるカフェ「坂と線路とバゲットと」がオープン。
一足先に、行ってまいりました!

三角屋根のかわいい建物、その入口は2階部分となっていて、半地下のようになっている1階は一日一組限定の宿「FUNAMIZAKA STAY」(3月中旬オープン予定)となっています。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

場所は小樽駅から徒歩約3分、中山美穂さん主演映画「LOVE LETTER」の舞台になった船見坂(ふなみざか)の途中にあります。
アジアで大ヒットした映画だっただけに、今でも海外の方が多く訪れています。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

この場所にはかつて「アリンコモウダッシュ」というオムライスで有名なカフェがありました。(詳しくは後述)
閉店後しばらくして、建物を再利用した新しい店「坂と線路とバゲットと」が誕生したのです。

その名の通り、船見坂の途中にあり、そばには函館本線の列車が通る線路、ここにバゲットを中心にパン屋さん・カフェ・バルが融合したお店が建っています。

小樽に小麦の香りを、限定パンも販売


北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

まず入口では、札幌で道産小麦のパンを提供するベーカリー「boulangerie coron(ブーランジェリー・コロン、以下coron)」のパンを買うことができます。
この店だけの限定パンもいくつか登場しています。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

札幌本店でパンづくりに取り組む村山 奈津美シェフは、「小樽に小麦の風を届けたい」と小樽ならではの、しかも“パン飲みができる”バゲットやパンメニューを開発。

coronのパンは小麦の風味と食べごたえがしっかりあり、もともとワインにぴったりなものが多いのですが、
限定の「坂と線路のバゲット」は特にワインに合うものにこだわり、見た目の大きさよりも軽やかに食べ進められるようになっています。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

バゲットの概念を変えたのが、ソフトな食感でコクのある「バゲット・ヴィエノワ」。

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このヴィエノワに特製のバタークリームをたっぷり入れたのが、線路と小樽の潮をイメージしたという「線路のミルクバケット」。
小樽でとれる塩をアクセントにしているので、食べていても重くならず、ほんのり甘いの中に小樽の潮風が感じられます。

昼はパンカフェ、線路を見ながらランチタイムを


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カフェスペースは線路を目の前にしたカウンターと、奥にテーブル席。
ここで、パンメニューの食事やスイーツが楽しめます。

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パンドミに道産ハムとベシャメルソースをサンドし、チーズが香ばしくとろける「クロックマダム」、サラダ・スープ付。

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バゲットのうつわに、北海道産のじゃがいもとチーズを合わせたとろける「アリゴ」。ここに、野菜やお肉をくぐらせて楽しむ数量限定メニュー「北海道アリゴフォンデュ」。

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「季節のバゲットキッシュセット(サラダ、スープ付)」は、カットしたバゲットと旬の野菜・ベーコンに、特製アパレイユを流し込み
オーブンでじっくり焼き上げるパンキッシュ。

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バゲット、サラダ・スープが付いた「焼きチーズカレーセット」は、道産チーズをたっぷりかけてこんがり焼いたチキンキーマカレーに温玉を添えてボリューム感満点。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

カフェメニューは夜まで一日中楽しめます。

坂のフレンチトースト」は、ヴィエノワを季節のフルーツとじっくりオーブンで焼き上げたこだわりのフレンチトースト。
赤井川村「山中牧場」の生乳を使ったミルクジェラートがのっています。さらに道産のハチミツを加えると、満足感がアップ。

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数量限定「2層のパンプディング」は、カラメルソースが別添え。
かりっとした表面に、なめらかな口あたりの上の層と、パンの食感が残った下の層が一体となった新感覚のパンプディングです。

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オリジナルドリンクの「船見坂フロート」は、ブルーの「海色」とピンクの「春苺」の2種類。
こちらも赤井川村「山中牧場」の生乳を使ったミルクジェラートがのっています。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

カウンター席からは、列車が走る函館本線の線路が眺められます。
普通列車は1時間に1本とわずかですが、のんびり過ごしてみると、回送列車や貨物列車など、思ったよりも列車を見ることができました。

夜はバゲットで“パン飲み”ができるバルに


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夜はバルタイムとなり、バゲットとワインが楽しめる大人の時間。

北海道の野菜やチーズ・バターなど、地域の生産者とのつながりを大切にしたメニューに、小樽のある後志(しりべし)地方のワインをはじめとする北海道産ワインが揃います。

この日は、「坂と線路のバゲット」に岩海苔・バター、蘭越町(らんこしちょう)「松原農園」のワインを合わせていただきました♪ これは絶品!

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

小樽にある「OSA WINERY」、そしてお隣の余市町からは、ドメーヌタカヒコ、ドメーヌ・モン、ドメーヌ・アツシスズキといったラインナップ。
後志地方は北海道有数のワインなので種類も質も豊富です。

グラス提供とボトル提供がありますので、詳しくは店内でご確認ください。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

OSA WINERY (小樽市)

最近はやっているという“パン飲み”のお店ですが、小樽では初めて。

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naritaya、 NIKI Hills winery (仁木町)

後志地方にはワインが充実しているので、ここにおいしいパンが加われば完璧に楽しめますね。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

この建物の前身は、カフェ「アリンコモウダッシュ」。
原田知世さん・大泉洋さんの映画「しあわせのパン」に感動した若い夫婦が、北海道へ移住。2021年3月に移転オープンしました。
「しあわせのパン」の世界も感じるシンプルな一軒家は、ご夫婦のこだわりがいっぱい詰まっています。

お店はオムライスで評判となり、たちまち人気店になりましたが、ご主人が病気で急逝。2025年に惜しまれながら閉店します。
立地も建物もすばらしく、跡を継ぎたいという話はいくつもあったようですが、「このお店への思いを継いでほしい」と声がかかったのが、移住のきっかけだった「しあわせのパン」をプロデュースした事務所「クリエイティブオフィスキュー」。

社長さんが小樽出身で、かねて小樽の歴史的建物を大切にしたいという思いがあり、このわずか4年の歴史の建物も大切にしようと受け継ぐことを決意。coronのパン、生産者やワイナリーとのつながりもあり、新しいお店が再スタートを切ることになったのです。

そして、1階部分の夫妻の住まいは、一日一組限定の宿として生まれ変わりました。


暮らすように泊まりたい「FUNAMIZAKA STAY」


北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

半地下のように降りる1階部分は、宿泊施設「FUNAMIZAKA STAY(フナミザカステイ)」。
事前予約による無人型のセルフチェックインで、まるで自分の家のように鍵を開けて入ることができます。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

中に入ってみると、新築かと思うくらいシンプルできれいな室内。
「ほんとうにご夫妻が住んでいらっしゃったんですか?」と質問したほどです。
「しあわせのパン」の大ファンだった夫妻は、ここで映画の世界観を大事に、ていねいな暮らしをしていたそうです。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

キッチンには、買ってきたバゲットなどパンをおいしく焼けるトースターや、道具も食器も十分に揃っています。

近くには三角市場やスーパーもあるので、小樽や近隣のまちの食材を買ってきて料理するのもいいですね。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

3LDKのゆとりある空間は、最大8名まで宿泊可能。
ベッドルームは全3室(ダブルベッド2台×1室、シングルベッド2台×2室)となっています。

北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。

「しあわせのパン」に憧れて移住した夫妻の家は、これから、パンのあるしあわせな生活を体験できる施設にと生まれ変わりました。
ここで数日過ごしてみれば、小樽運河や海鮮だけではない、坂のある港町の静かな生活を体感できるにちがいありません。

(「北海道生活」編集長)


北海道に移住した夫妻の想いを受けて、小樽にパンカフェ&宿がオープン。


坂と線路とバゲットと


住所/小樽市稲穂3 丁目22-1

電話/0134-23-1006

営業/11:00~21:30(LO21:00) ※時期により変動あり

休み/ 不定休

Instagram: @sakato_senroto


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FUNAMIZAKA STAY(フナミザカステイ)

Instagram: @funamizakastay_official

予約開始日:3月中旬予定

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