道南・東北をめぐる｜岩手県　平泉文化を伝える世界遺産と名高い景勝地

今年建立900年を迎える金色堂など、平泉文化を伝える文化財が点在する岩手県（いわてけん）。景勝地としても名高い三陸・金華山沖沿岸部や、宮沢賢治の理想郷「イーハトーブ」のモチーフだったことでも知られる。

岩手県の最高峰で＂南部富士＂とも呼ばれている「岩手山」

桜を楽しめるスポット

三陸鉄道

駅付近に桜並木がある「吉里吉里駅」。春には絶好のビュースポットになる

2019年3月にJR山田線（釜石～宮古）が移管され、従来の南リアス線（盛～釜石）と北リアス線（宮古～久慈）がつながり、日本一長い第三セクターの鉄道となった三陸鉄道リアス線。三陸海岸の美しい風景を眺めながら、のんびりと列車旅を楽しみたい。

雫石川園地の桜並木

桜並木の中を歩いたり、堤防の上から目線の高さで桜を見るなど楽しみ方いろいろ

雫石を代表するお花見スポット。JR雫石駅の南側を流れる雫石川の堤に約150本のソメイヨシノが咲き誇る。開花期間中は一部がライトアップされ夜桜が楽しめるほか、雫石川の上をおよそ100匹もの鯉のぼりが泳ぐ光景が出現。お花見気分を盛り上げてくれる。

石割桜景

天然の盆栽のようにも見える巨大な岩を割って咲く桜。生命力を感じさせる

盛岡地方裁判所敷地内にある、その名の通り岩の割れ目から伸びた幹が特徴的な一本桜。周囲21mもの巨大な花崗岩を割って生えているこの桜は、根回り4.3m、高さ10mにもなる樹齢360年以上のエドヒガンザクラで、毎年4月中旬からきれいに花を咲かせる。大正12（1923）年に国の天然記念物に指定されている。

北上展勝地

樹齢100年を越す500本ものソメイヨシノが咲き誇る北上川沿いの桜並木

北上川の河畔にある北上展勝地は「さくらの名所百選」「みちのく三大桜名所」の一つ。約2㎞に及ぶ美しい「桜のトンネル」が圧巻。293haの広さの展勝地公園内には約150種のさまざまな桜が約1万本あるといわれている。開花状況によって開催される夜桜のライトアップは幻想的。

「さくらまつり」には、北上川上空に鮮やかな約300匹もの鯉のぼりが揚げられる

岩手県の魅力！おでかけスポット

御所野遺跡

「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界遺産に登録。復元された竪穴住居等で人々の生活の様子を知ることができる。「御所野縄文博物館」では土器づくりを体験ができる。

雪谷川ダムフォリストパーク・軽米

4月下旬から5月中旬にかけて、園内にある7,000㎡の花畑に約15万本のチューリップが咲き誇る公園。高さ16mの風車展望台や、全長154mの吊り橋からの眺望は絶景。

釜石湾漁船クルーズ

小型漁船だから行ける釜石の特別なスポットにご案内。海から眺めるリアス海岸や釜石大観音の景観、ギネスブックも登録された世界最大水深の湾口防波堤など、船でしか行けない秘境スポットなどを訪れる。地元漁師の船長ガイドとの会話も楽しみの一つ。

猊鼻渓舟下り

高さ100ｍを超える絶壁がそびえ立つ溪谷。春は藤の花や新緑を眺めながら、ゆったりとした舟下りを楽しめる。