北海道｜絶景の花スポット！春色のチューリップ畑へ出かけよう

心躍る春の北海道、チューリップの見ごろスポット5選！ 一面に広がる絶景のチューリップ畑に出かけよう。

札幌市南区　国営滝野すずらん丘陵公園

札幌市（さっぽろし）南区の豊かな自然が広がるエリアにある「国営滝野すずらん丘陵公園」。四季の花々や緑を楽しめるカントリーガーデンでは、春は広大な敷地に156品種約25万本のチューリップが咲き誇ります。例年5月中旬～5下旬にかけて花の見ごろを迎え、色とりどりのチューリップが北海道のガーデンシーズンの始まりを伝えます。

虹のような配色に演出した「虹の丘」、混植のチューリップがカラフルに彩る「彩の丘」など、異なる植栽のチューリップの風景を楽しめます。ライラックのような淡い紫色の「リブライエ」など、変わった品種もありますので、ぜひ探してみてください。

花色で虹のような模様を描く「虹の丘」。丘に広がるチューリップの絶景

「彩の丘」エリアでは、色とりどりのチューリップの花に包まれているよう

チューリップの見ごろに合わせてイベントも！ 今年（2024年）は5月18日（土）～6月2日（日）に、滝野の春を告げるイベント「滝野丘陵公園チューリップ＆すずらんフェスタ2024」が開催。多彩な花色で見る人に元気を与えるチューリップと、可憐な咲き姿のスズランを漂う香りとともに楽しみましょう。

北海道らしい花の一つ、自生のスズランも見ごろを迎える

札幌市北区　百合が原公園

札幌市内にあり約25ha（ヘクタール）という広大な敷地で、約6,400種類の植物を見ることができる都市型フラワーパーク「百合が原公園」。百合が原公園のガーデンシーズンは、鮮やかなムスカリとチューリップから始まります。
チューリップが見ごろを迎えるのは、例年5月上旬～中旬。73種類約6,000球のチューリップが広がります。特におすすめなのは、芝生公園の一角、サイロの下にある「ムスカリの道」。青紫色のムスカリのカーペットの中に、カラフルなチューリップが浮かび上がります。エリア内には園路を設け、まるで花の中を歩く気分を楽しめます。

ムスカリとチューリップの風景が広がる。春色の花に包まれるようにして花散歩を！

園内を周遊するリリートレインに乗って、春色の風景を楽しむこともできる

チューリップとムスカリの見ごろ時期には、ムスカリの道を会場としてオリエンテーリングとスタンプラリーも開催。花々を眺めながら園内を散策し、北海道の春を満喫しましょう。

湧別町　かみゆうべつチューリップ公園

総面積12.5ha（ヘクタール）という広大な公園に、約7haのチューリップ畑が広がる湧別町（ゆうべつちょう）の「かみゆうべつチューリップ公園」。植栽しているチューリップは約200品種70万本というスケールです。中には本場オランダから直輸入の珍しい品種もあり、色鮮やかに咲き並ぶカラフルなチューリップを楽しめます。また、オランダ風車型の展望台から一面に広がるチューリップ畑を眺めることもできます。

5月1日（水）～31日（金）は、チューリップの開花から見ごろ時期に合わせて「かみゆうべつチューリップフェア」を開催！ 園内を周遊する電動バス「チューピット号」（所要時間約12分）に乗って花風景を楽しむことや、チューリップ畑から好みの花を選んで球根ごと採取できる「掘り取り販売」も行ないます。
チューリップの見ごろは例年5月中旬～下旬です。4月下旬～5月末までは湧別町のホームページで開花日記も公開します。

花色や花の姿などさまざまあるチューリップ。色とりどりのチューリップの様子を楽しもう

国道側から見るチューリップ畑。花色のグラデーションを楽しむのもおすすめ

釧路市　釧路市鶴ケ岱公園

鯉のいる池や日本庭園、茶室や武道館がある、昭和26年に開園した歴史ある釧路市（くしろし）の公園「鶴ケ岱公園」。春には、約1万1,000球のチューリップ、約3,400株のパンジー・ビオラが咲き誇り、北海道内でも遅い釧路の春を鮮やかに彩ります。
パンジーやビオラは市民ボランティアが心を込めて植栽したものです。チューリップは花色で模様を描くように配置し、カラフルな春の明るい雰囲気が心を満たしてくれます。見ごろは5月20日頃～と予想され、北国ならではの遅咲きの桜との共演も見どころです。

また、5月25日（土）・26日（日）には「第50回くしろチューリップ＆花フェア」も開催。カラフルな花に囲まれた会場では、幼稚園児や小中学生によるステージ発表や地元アーティストのライブ演奏などイベントが目白押し。 そのほか、ひがし北海道のグルメや市民団体バザー、大抽選会などが予定されています。

公園のチューリップ畑を囲むようにして行なわれる「くしろチューリップ＆花フェア」。催しも多彩に、賑わいを見せる

木古内町　サラキ岬チューリップ園

道南の町・木古内町（きこないちょう）に位置するサラキ岬は、函館山や津軽海峡の向こうに青森下北半島を一望できる絶景スポット。春になると「サラキ岬チューリップ園」では、さまざまな種類のチューリップがカラフルに咲き誇ります。

サラキ岬には幕末の海を駆け抜けた「咸臨丸」が眠っており、咸臨丸がオランダで造船されたという縁からオランダの国花であるチューリップが寄贈されたのがチューリップ園の始まりです。

例年の見ごろは4月下旬～5月上旬で、チューリップの開花時期には「サラキ岬チューリップフェア」も開催。今年の開催は5月3日（金・祝）～6日（月・祝）の4日間で、チューリップの球根販売（4月27日より、なくなり次第終了）やキッチンカーの出店、木古内町の観光スポットを巡るスタンプラリーなども予定しています。
見事に咲き誇るチューリップと、岬から望む雄大な津軽海峡のコラボを楽しんでみるのはいかがでしょうか。

オランダの雰囲気を思わせる風車型の休憩所も