5町村での暮らしがよくわかる
※詳細が決まり次第、ふるさと回帰支援センターのホームページにてお知らせします。
北海道への移住やシーズンステイを検討している方に向けたセミナーです。北海道で暮らしたいけれど、生活環境や仕事のこと、子育て支援のことなど、移住に向けて気になるいろいろなことを、まちの担当者や地域の人から生の声で情報を聞くことができます。(第2回には、佐古さんも登場予定)移住前の生活体験の相談もできます。来場者には素敵なノベルティをプレゼント。さらに抽選でまちの特産品が当たるアンケートも実施します。
ふるさと回帰支援センター(どさんこ交流テラス)
東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館8階
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有楽町線有楽町駅から徒歩約1分
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銀座線 銀座駅から徒歩約3分
日比谷線 銀座駅から徒歩約3分
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札幌市出身。10年間「東京電力」に勤務。
神奈川・新潟・東京・埼玉県での暮らしを経て、2014年に初山別村に移住。
札幌で生まれ育ち、高校卒業後は道外の大学への進学・就職を果たした佐古さん。長く北海道を離れる中で、いずれはUターンを、と考えていた35歳のころ、「初山別(しょさんべつ)地域おこし協力隊」募集のポスターを目にし、応募を決意。初山別村での暮らしを始めた。
「村では、地域の集まりへ積極的に参加しつつ、イベントの実施、コミュニティカフェをつくるなど、地域の方々と過ごすことを大切にしてきました。一次産業のお手伝いをする機会も多かったので、少しずつ農業に興味を持つようになったんです。就農への気持ちが高まったころ、タイミングよく新規就農者への農業支援制度ができたことや、役場の担当の方から背中を押されたことも、一歩踏み出すきっかけになりましたね」。
2017年・18年に農業研修を受け、実際の作業を通して栽培方法や農機の使い方を体得。2019年4月に独立し、現在はもち米や小麦・大豆などを中心に栽培している。就農に当たっては、「本来は個別で揃えるべき農機が共同で利用できたことや、4haという無理のない規模でできること、そして、今後の担い手不足に対する地域の問題意識が高く、それに対するアイデアも豊富だったことが、新規就農を果たせた大きな要因だったと思います」と振り返る。
そんな佐古さんは農業の傍ら、大学時代のアルバイト経験を活かし、中高生約10名を対象に塾を開講。数学と英語をメインに週に2~3回、学習指導を行なっている。
「初山別村には塾がありませんので、少しでも自分でサポートができたらと思って始めました。生徒一人ひとりの学力に合わせたプリントを必要に応じて制作し、マンツーマン指導をしています。子どもたちの学力がアップしたり、入試を突破できたと聞くと、やってよかったと思いますね」。
2017年からは趣味として、和太鼓も始めた佐古さん。「5年前までは初山別にもサークルがあったのですが、一旦休止していたため、隣の遠別(えんべつ)町の『樹遠太鼓の会』に参加させてもらっていました。それが、2018年に村の文化祭に招待して演奏を披露したところ、それに感動した方が声掛けをしてくださり、翌年の5月に初山別の和太鼓チーム『はまなす会』が再開することとなったのです。メンバーは私を含む5名で、週に1回2時間の練習を行なっています。私自身は、"演奏を楽しみながら体幹を鍛えられたら一石二鳥"くらいの思いで始めましたが、今や和太鼓は、人や地域とのつなぎ役として欠かせません。今はまだ初心者の集まりですが、もっと上達したら子どもたちにも広めていきたいですね」。
移住を考える際、「何ができるか」「何をしたいか」といった目的を持つことは大切だが、佐古さんのように移住後にその答えが見つかるケースもある。「協力隊として初山別を訪れた当時は、ただただ地域のために何かしたいという思いが強かったのですが、明確な答えが出せませんでした。それならとにかく自分が楽しいことをしようと。そう思いながら暮らしているうちに、周りの方が協力やサポートをしてくださるようになり、自分自身とも向き合えるようになりました。そうした中ですべきこと、したいことが見つかり、今の暮らしにつながっているのだと思います。もしも移住に興味があるのなら、移住関連のセミナーや現地へ足を運んでみて、地域で暮らす多くの人とふれあってみることをおすすめします」。夢中になれる仕事も趣味もここで見つけたという佐古さん。今は仲間とともに、笑顔で充実した毎日を過ごしている。
それぞれのまちの課題解決に向けた取り組みができる人材、そして将来この地域で起業や就業してもらえる人材を募集中。募集内容は「一次産業をはじめとする産業振興」、「観光振興や地域資源の強化・掘り起こし」、「国内外に向けてのシティプロモート」、「自然環境保全」、「地域の新しい価値の創造」など多岐にわたる。それぞれの課題について、自身のスキルが活かせると感じた人はぜひ問い合わせてみよう。それぞれのまちの詳しい募集要項・募集期間などについては下記にて確認を。